市販のステインや着色ニスって広い範囲につかうと結構コストがかかりますよね。
エイジング系や濃い目の色に仕上げたい時は、この手作りステインがおすすめです。
簡単にできるのでステインを自作する方法をご紹介!
材料費はかなり抑えられるのでおすすめ
200円でたくさんできる!
手作りステインにもメリット・デメリットもありますので合わせて記載していきます。
手作りステインとは
お酢がスチールウール(鉄)を溶かして、木材のタンニンと化学反応を起こして色を変える(着色)するという方法です。
木材に打った釘が錆びて、まわりに色がついてしまうような感じですね
手作りステインの作り方
材料は「酢」と「スチールウール」で作ります。容器はガラスの空き瓶でOK!
今回はこれだけで作ります。他にも紅茶なども一緒にいれると色の変化が楽しめますよ!
空き瓶にスチールウールを入れます。
次に酢を注ぎます。
以上!完成です笑
これを1日放置すると簡単ステインの出来上がり。簡単すぎて作り方と言えるほどのこともなかったですね^^;
作成日と1週間後の比較
すっかり忘れて1週間放置してました。1週間後に軽く混ぜたところです。
かなり濃くなってますよねー
数ヶ月〜1年ほど放置すると真っ黒になってスチールウールがなくなってましたね!
- 長くつけておくと濃く着色できるようになりますが木材によって個体差があります。
- また塗って色が変わったらそこで終わりではなく、作品ができて表面を蜜蝋なのでコーティングしたあとも色が変わりつづけます。
色の変化
実際に手作りステインを使った作品もアップしてるので参考にしてみてください。
手作りステインを使ってみた
色は木材によって本当にかわってきますね。全体的に流木的な色に落ち着くことが多いです。ワトコオイルで例えるとドリフトウッドでしょうか。
左から、杉、針葉樹合板、2×4材 です。
塗った直後から変化が始まります。最初杉はほぼ変わらないかなと思うくらいでした。
30分後の様子。どの木材も結構色づきましたね!
手作りステインのメリット・デメリット
手作りステインにもメリット・デメリットがあります。
メリット
安くできる
100均で買える酢とスチールウールなのでとても安い。
塗りやすい
ほぼ酢なのでとても塗りやすい。水を塗っているのと同じ感じでムラになりづらい
簡単にエイジングの雰囲気が作れる
塗ってすぐに色の変化があるのでエイジングの雰囲気がわかりやすい
デメリット
狙った色にできない
着色ではなくて化学反応なので狙った色にできない。木材によって変化後の色が異なる
作品完成後も色が変わり続ける可能性
化学反応が続く間は色が濃くなり続けることもある。経年変化が早くおきている感じですかね
塗り始めは少し臭う
酢の匂いが最初キツイです。でも油性のシンナー臭よりはいいかもしれない
作る作品によって使いわけると楽しめますね!
僕はアウトドア系の自作グッズにはエイジング処理した木材を使うことが多いので良く使ってます。
使って減った分は酢を追加しておけばOK!次回使う時までに熟成されます笑
手作りステインまとめ
DIYで作った作品も素材の色をそのまま使うのもいいですが、自分の気に入った色や用途に合わせて色も変えたいですよね。
でも市販のステインは少し高い。そんな時に役に立つ手作りステインでした。
スチールウールは一つで相当もつので、実質酢の価格くらいです。
大体500mlで110円ですよ!
自分のイメージした色にしづらかったり、変化の度合いが分かりづらいデメリットもありますが、安く加工できる点とエイジングの雰囲気を簡単に楽しめるメリットもあります。
使う用途に合う時は是非試してみてください。
このアイアンラックの棚板も手作りステインで塗りました